なかなか丸ごとの牛タンを扱う機会は少ないかもしれませんが、知人から頂いたり、本格的な牛タン料理を自分で作ろうという場合には一本の牛タンを一から調理をしなければならないこともあるでしょう。

丸ごとの牛タンは皮が付いている場合が多いですので、この皮をはぐ必要があります。皮をはぐ場合は生のままであるとなかなか削ぎ落せない事がありますので、一度茹でるなどしてそぎ落としやすい状態にしておきましょう。料理の種類によっては茹でる下準備ができないこともあると思いますので、その場合は牛タン調理に慣れていなければ多少もったいない気もしますが肉の部分と一緒に皮を削ぎ落とすのも良いでしょう。

gyu_052また次に牛タンにおける4つの部位で切り分けていきます。4つの部位とは、舌の先端にあたるタン先、舌の付け根の部分であるタンルート、舌の大部分を占めるクラウンカット、舌の奥側であるタン元になります。
(参考:日本の牛タン料理

それぞれの部位によって、固さや風味という肉質が違うことから適応する料理も変わってきますので、切り分けてそれぞれの用途に利用するようにします。タンシチューなどの牛タンを分厚く多く使う料理であるならば、部位分けをせずに茹でたり圧力なべで調理したりした上で大きく切り分けていくという方法でも良いでしょう。

一から処理をするというのがどうしても面倒な場合は、皮をはいで販売されている一本の牛タンも売られていますのでそのような商品を購入することも良いと思います。丸ごと一本の牛タンであれば、薄切りにして焼き肉にすることも厚切りにして煮込み料理に使うこともでき、調理の幅が広がりますので、自分の好みに合わせた調理が可能であるでしょう。